ウラガワなんていらないさ

気分です。ポエマティックです。テクマクマヤコン。

同じ夢を見よう 夢の中で会おう

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018「THE END FOR BEGINNING」

7人最後のツアーになった年末年始のコンサートたち。

春のツアーが始まる前に擲り書き。

 

【12月24日】幕張公演 初日

幕張メッセ近くのホテルにチェックイン。内装がかわいくてチェックイン待ちでもるんるんだった。とにかく天気がよかったので、部屋からは広い海がきらきら見えて気持ちが良かった。荷物を置いて、物販へ。その後は近くのカフェへ行き、軽く腹ごしらえ。買った生写真の整理をして、静かにきゃっきゃ言いながら開場を待った。クリスマスシーズンということもあり、久しぶりの現場は輝いて見えて、たまらなかった。階段だとかエスカレーターは電飾で飾られているし、出店もきらきら。隣には気心が知れた友人がいるし、昨年ぶりの興奮を思い出した。

Joy To The Worldからはじまった本編。クリスマスが近づくと、クリスマスソングが流れる家で育ったので、嬉しかった。胸がぎゅぅっとなる。幕張メッセという大きな会場に、ボーカルふたりの声が響いたときは鳥肌がたった。衣裳もクリスマスの雰囲気でかわいく、そんな素敵な衣裳が何着も。ユースケくんに向けてみんなでハッピーバースデーを歌えたりして、それも笑顔になった。好きな子が嬉しそうだと、笑顔になるね。コーイチくんのアシストでタクヤくんがユースケくんに向けてひとりでハッピーバースデーを歌ったとき、一瞬泣いているフリをしていたユースケくん、ふたりとも何かのキャラクターみたいで、とてもかわいかった、し、「まさかのたくちゃんラップ!?」のタクヤくんには、そうきたか!?とド肝を抜かれて温度が上がるのが分かった。

最高だったはずなのに、帰り道、どこか物足りなさを感じていたわたしたちは、ああでもない、こうでもないと公演に対して、言いたいことを言い放ち、しまいには美味しいスパゲッティを食べたあと喧嘩した。いい歳してなにやってるんだろうね。火がついたのは完全に、本公演への見解...なんだけど、最終的には次の日どこへいくかで揉めたのか、と思うと、あほ。けれど、大人なわたしたちはばからしくなって、その後お腹を抱えて笑った。いつでも童心に戻してくれる超特急、アイスクリームを抱えてホテルに戻った。

 

【12月25日】幕張公演

念願の''現場前ディズニー''を実行できた日。喧嘩しても譲れなかった、シー。(あほか!)

この日も天気がよかった。ホテル近くのスタバに寄ると、カップにトナカイを描いてくれて、クリスマスを噛みしめる。

シーに入り、手始めにグーフィーとのグリーティングへ行った。グーフィージェスチャーで(キミとキミで!ボクをギューして!)とやってきて、友だちと恐る恐る横からグーフィーをギューする。やり慣れてないはずなのに、写真を見返すと見事に笑顔で、夢の国はすごかった。夕刻まで、はしゃぎ、ディズニーを堪能。ショーを見終わったあと「どうしよう楽しんでる」と友人が言ってきたのには、くすぐったくなった。少しの疲労に襲われながら、最後に乗ったタワーオブテラー。このタワテラ...がすごかった。重力の関係か、下に落ち気味だった内臓が正常な位置に戻ったのを感じ、急に体力が回復。そこから元気にハイテンションで会場へ向かった。

25日は、タクヤママのお誕生日!ということでこの日もハッピーバースデーを歌った。2日連続でお祝いできるなんて、なんたる幸せ。タクヤママかわいいタクヤくんを産んでくれて、ありがとう。2度目のクリスマスメドレーもやっぱり最高だった。おどる、うたう、かっこいい、かわいい、ださい、ふざける、なんだか全ての超特急の魅力があのメドレーには詰まっているような気がして、早く映像でこの気分を味わいたい。最後、コーイチくんが作詞に参加したという「The End For Beginning」で終わったのも、新しい超特急のようでわくわくした。いつもなら、楽しいね!バイバイ!と終える印象だったのに、挑戦的に終わるクリスマス。「リア充は俺ら!」と言ってくれる年頃超特急、ハッピークリスマス。

公演が終わり、ふとタクヤ推しの友人の座席をみると、まっさらな緑色の銀テープが1枚ひらりと落ちていた。その一瞬がとてもファンタジーで、あのときの、誰も知らないような、秘密を知ってしまった感じ、すごく好きだった。まわりはがやがやしているのに、まっさらな銀テを静かにしまう友人も含めて。

改めて、ハッピークリスマス。

 

【12月30日】名古屋公演

30日はひとりで名古屋へ。チケットトレードシステムを使い、公演に入った。 

everydayhalloween.hatenablog.com

(スムーズに公演チケットが手に入ったので、これから機会があればバンバン使おうと思っている。)

 

空港から移動し、老舗の釜ひつまぶしを食べに行った。狭い店内で、観光客、常連客、とカウンターで鰻。美味しかった。

会場で生写真を買ったあと、熱田神宮近くのスタバで暖をとる。お姉さんに「ネイルかわいいですね」と声をかけられ、思わず顔がほころぶ。嬉しかった。

公演、ユーキくんが怪我をしていたこともあり、ところどころの空白に、寂しくなることがあった。思わず、7人の形が超特急にとって1番なんだな、と思ったり。MC中、ユースケくんが絵馬に、7人で無事にツアーを終えられますように、と書いた話だったり、fanfareでユーキくんがメンバーひとりひとりにぎゅっとハグしに行くのだとか、「お正月たくさん食べてね!」だなんて、これまた愛。愛をめいっぱい浴びた公演だった。

次の日は、モーニングを食べたあと、名古屋水族館へ。水族館には、家族連れが多くいて、年末のせいもあってか、ひとりの自分に寂しくなった。けれど、イルカの水槽が大きく、そしてのびのび泳いでいる姿がなんだか気持ちよくて、座ってぼうっとイルカを見ていた。その後、熱田神宮に行き、きしめんを食べてみる。屋台がずらっと立ち並び、楽しかった1年が終わっていくのと、また新しい1年がはじまる予感。

空気がすっとしていた。

 

【1月6日】大阪公演 

ツアーラスト。空港に降り立つ。友人が手作りの旅のしおりをくれる。空港で笑った。いつも本当にありがとう。城ホ近くのホテルだったのだけど、なんとフロントが超特急仕様、お手製パネルもあった。BGMも超特急でもう優しい世界であったし、そこで気分がグンと上がる。

本ツアー途切れることなく、出た生写真。またまた生写真を買うため会場へ。色とりどりの洋服の女の子たち、わたしやっぱりこの世界好きだな、と改めて思う。

オープニングの映像がお正月感満載であり、とてもかわいかった。大阪公演のためだけにつくられたという贅沢。ひとりひとりに合わせたお正月モチーフ、新年だ!と叫びたくなり、新年早々、超特急7人に会えるだなんて幸せだな、なんて。鏡開きをする超特急も、お餅を食べてる超特急も、すこぶるかわいかった。

この日のコーイチくんがすごくて、ライオンライフのときなんぞ、思わずお隣にいる友だちと「コーイチくんすごい」「こわい」「やばい」と静かに興奮し合った。城ホでの思い出を一生懸命話すタカシくん、それに優しく相槌を打つコーイチくん、こうしてふたりは、関西からやってきたのかなあ。また違う一面を見た気がした。怪我をしていたユーキくんも完全復活していて、ひとりでトランポリンに挑戦していたタクヤくんの隣にユーキくんがいたり、そのユーキくんが赤い花びらを撒き散らす演出、おかえり、と言いたくなった。コーイチくんらしい掛け声でfanfareがはじまり、銀テープが舞い上がる。泣いていたコーイチくん、何を思っていたのかな。次の曲でもまだ目は赤くて、ときにマイクを通さず叫んていたり、そういうことは覚えている。

久しぶりに足を運んだ城ホには、スタバが出来ていて、公演後、一息つくために入った。ロシアン帽のような帽子をかぶっているわたしに、お姉さんが「帽子あったかそうですね」と関西弁で話しかけてくれた。名古屋ぶりのこれまた嬉しい。あったかいです、だなんて笑顔を返して、ほうじ茶ラテ...を飲みながら生写真整理をする友人の手元をじっと見ていた。

お好み焼きを食べ、ホテルに着いたけれど、わたしたちの夜は長い。お酒を飲みながら、他人であるはずの、好きな子、の話をし、大声で笑いながら眠りについた。 

次の日は、京都へ行き、縁切り神社で良縁を結んできた、きっと今年も良い1年だね。

 

 

大阪城ホール、あんなに心が動かされるコンサートを見せられて、というのも、超特急特有の儚さとか切なさとか、でも確実に強くなっていっているんだろうな、という憧れ、を見せつけられて、感動しちゃって。

その10日後、6人体制になることを知らされてしまったの、何度やり直しても落ち込んで、やりきれなくなってしまう。ただのファンでしかない自分はどこまでも欲張りで、無力、なのだけど。

 

Synchronismの歌詞にある「同じ夢を見よう 夢の中で会おう」というフレーズわたしは大好きだ。だって夢の中だから。あちらとこちらはの世界は全く違うと、分かっているのだけれど、なんだか、超特急が奏でると、あちらとこちら、夢と現実、の境目がすごく曖昧になるような感じがして。だから大好きだった。

大きな目標は東京ドームなのかもしれないけれど、それまでの少しの夢。小さいときに、コーイチくんが思った「大阪城ホールでライブをする」ということのような。心がぞわぞわして、誰かと分かち合いたい気持ち。そういうようなもの、言葉で表せないから、態度、表情、に出てしまうもの。7人が、今までの夢の中で会えていたら、いいなと思う。わたしも。

なんだか今、無性にそう思ってしまって、年末年始を思い出すと、このフレーズも一緒に思い出してしまう。

 

みんなで幸せになろう。誰に声をかけるでもないけれど、また会おうぜ、と青春漫画の主人公みたいなこと思ってしまう。

ああちょっと泣きそう。

春が終わるね。